主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

主夫ロマンティック

【今年を象徴する幕切】

2022年9月19日⁡文化庁メディア芸術祭名古屋展、最終日──。⁡台風の影響で、名古屋入りですら不安視された状況だったが、雨風の少ない午前中の移動を手配しておいたお陰で、無事に現地までは辿り着くことができた。⁡しかし名古屋に着いてみると、暴風警…

【感情の波間に漂う悲しみ】

2022年9月4日⁡文化庁メディア芸術祭名古屋展──。⁡この展示の話をいただいたのは、母の四十九日が過ぎて少し経った頃だった。問合せのメールの日付を見返すと、急逝した婚約者の命日からちょうど一ト月目──いま当時のことを思い出そうとしても、はっき…

【再会のときのために──LIVE BONE in 春秋座2022、完遂】

2022年8月21日⁡今年はずっと、泣き通しの日常が続いている。そして今日もまた、やはりぼくは泣いている。しかしこの涙は、この8ヶ月の間に流した涙とは、明らかにその性質が異なるものだ。⁡いつもサプライズを仕込む側のぼくが、若者たちに仕込まれ…

【初盆に届いた母からのサイン】

2022年7月17日⁡先立った婚約者を悼むための場所がある──そこに今夜もやはり向かうことにした。⁡いつものようにひとりで向かう予定だったが、偶然、というよりむしろ、予め決められていたのではないかと思うほど自然に、その場に友人が合流してくれた…

【わが家での初盆】

2022年7月17日⁡初盆に帰ってくる場所は、ここにもある。⁡⁡──わが家──⁡⁡あえて「華やかな彩りを」とお願いして仕上げていただいた花束を備えて、故人を悼む真夏の夕暮れ──。⁡おかえり。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #ka…

【巡礼の旅〈この旅の終わりに〉】

2022年7月16日⁡初盆の儀式を終えて、どれだけの時間をその場で過ごしていただろう?⁡たくさんの人たちが故人を悼むために集い、思い出話を語る──その輪が大きくなればなるほど、ぼくには〈彼女の不在〉が、色濃く映し出されてくる。⁡ぼくたちのことを…

【巡礼の旅〈亡き婚約者の初盆〉】

2022年7月16日⁡昨日に続く土砂降りのなか、今日は亡き婚約者の初盆へ──。⁡これまでの人生のなかで最も長い、無限にも感じる半年が過ぎた。それは、パンデミック突入以降で会えなかった期間が20ヶ月も続いたあのときよりも永く苦しい、まさに「月日…

【巡礼の旅〈薄れゆく感情〉】

2022年7月15日⁡土砂降りのなか、この旅の締めくくりの準備を──。⁡天候の影響もあるのだろう。東京に戻る道中から既に記念日反応が現れていて、酷い抑鬱状態に陥っている。そこから逃れたいのか、いまはもう、感情が消え失せつつある。⁡⁡──またここへ…

【巡礼の旅〈東京 新宿篇〉】

2022年7月13日⁡先だった友が遺してくれたもの──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京 #新宿 #巡礼の旅 #一周忌

【巡礼の旅〈富山 オーバードホール篇〉】

2022年7月9日⁡万感の想いで、再び口をつぐんだ日──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #富山 #オーバーホール #森山開…

【巡礼の旅〈東京篇〉】

2022年7月12日⁡この旅の締めくくりへ向けて、いったん東京に帰り着いた夜──。 ⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京…

【巡礼の旅〈京都 下鴨篇〉】

2022年7月11日⁡──助けてくれる人は何処かに必ずいる──⁡かつて家のあった下鴨の〈糺の森〉を歩きながら、今日いただいた言葉を振り返る。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者…

【巡礼の旅〈青森 八戸篇〉】

2022年7月1日⁡イタコに会った日──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #八戸 #イタコ #口寄せ #巡礼の旅

【巡礼の旅〈青森 仏ヶ浦篇〉】

2022年6月30日⁡仏ヶ浦にて──。かつての人類が自然を畏怖し、信仰の対象にしていた時代に思いを馳せる。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマン…

【巡礼の旅〈青森 大間篇〉】

2022年6月30日⁡津軽海峡を見つめながら──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #大間 #津軽海峡 #本州最北端

【巡礼の旅〈秩父 宝登山篇〉】

2022年7月3日⁡寳登山神社、奥宮にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #秩父 #寳登山神社 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈青森 恐山篇〉】

2022年6月30日⁡先だった2人に「元気でね」と、思わず口にした瞬間、その言葉の意味を初めて自覚して、その場で嗚咽した。以来、その言葉を思い出すたび、涙が溢れ出す──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromanti…

【巡礼の旅〈大阪 豊中篇〉】

2022年7月12日⁡母が通った大阪府立豊中高等学校──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #豊中高校 #巡礼の…

【巡礼の旅〈大阪 堀江篇〉】

2022年7月12日⁡戦時中、母が疎開先で通った大阪市立堀江小学校。創立100周年記念碑の前にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック…

【巡礼の旅〈大阪 蛍池篇〉】

2022年7月12日⁡母が通った小学校にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #蛍池 #蛍池小学校 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈京都 妙心寺篇〉】

2022年7月10日⁡本家の墓前にて、母の旅立ちを報告──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #京都 #妙心寺 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈京都 仁和寺篇〉】

2022年7月10日⁡結婚当初の父と母が見つめた仁和寺の御室桜──その65年後の図。⁡春、桜が咲き誇るころにまた来たい。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫…

【巡礼の旅〈大阪 東豊中篇〉】

2022年7月12日⁡若きころのわが母が見つめていたかもしれない大阪の街並み⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中…

【巡礼の旅〈京都 番外編〉】

2022年7月10日⁡母の初盆のため、本家の墓参りへ京都ひとり旅──。⁡主たる目的を終えた夕刻、Brian Eno展《Ambient Kyoto》への入場時間待ちの間に、音楽とコーヒーのお店へ向かい、一日中歩き倒して疲れ果てた身体に、涼と甘いものを注ぐ。⁡⁡──迷った…

【約束の日】

2022年6月25日⁡先立った2人を連れて、無事に初日を見届ける──ようやく役目を果たせたような気がした。⁡⁡#森山開次 #NINJA #新版 #初日 #新国立劇場 #中劇場

【約束の地へ、再び】

2022年6月22日⁡遂に劇場入りを果たした日──ここまで、ながいながい道のりだった。⁡《新版・NINJA》と銘打たれ、2019年の初演時は小劇場──そこから中劇場へと場所を移して行われるこの再演は、ほとんど〈新作〉と言っていいほど印象が異なっている…

【〈あとがき〉喪われ、育んだ10年──母と婚約者 ふたつの死】

2021年12月3日に母を、2022年1月10日に婚約者を相次いで喪くし、今日まで何もできない毎日が続いた。⁡寝て、起きて、食べて、寝る──たまに飲みに出ては暴飲暴食を繰り返し、自己嫌悪に陥って自制する──その繰り返しだった。⁡たとえ酒場に出か…

【母と彼女への葬送曲〈後編〉──母と婚約者 ふたつの死(34)】

2022年5月3日⁡遺骨は、パウダー状になってもその質量は失われず、手にした瞬間にずっしりと重みが感じられた。⁡となると、手放した途端、骨は一気に沈んでいくのではないか?──ぼくが勝手に期待していたイメージでは、水なもに粉となった遺骨がたゆた…

【母と彼女への葬送曲〈前編〉──母と婚約者 ふたつの死(33)】

2022年5月3日⁡葬儀を望まなかったのは母の意志だった。⁡⁡「田舎に墓があったら、誰もけえへんやろ」⁡⁡そう言って、母は33年も前に自ら都心部に墓を設けた。しかしそれから時代は過ぎた。ぼくや兄夫婦がこの先どこへ移り住むかわからない。求められれ…

【母を荼毘に付した日〈後編〉──母と婚約者 ふたつの死(32)】

2022年5月2日⁡棺の蓋を閉じる前、亡き婚約者が母の額にながくながく手を触れていた。母に何を伝えようとしてくれていたのか、ぼくにはわかる気がした(その一ト月後、急逝した彼女を見送るとき このときの返礼のつもりで、ぼくも彼女の額にながくなが…