主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【新しい食生活】

2018年11月28日玄米、赤出汁、鯖の味噌煮、酢納豆、大根とアボカド・ブロッコリーのサラダ──これが最近の夕飯。朝、1食目は(というより昼だが)、果物と乳製品とプロテイン…そしてコーヒー。夕食として2食目にこのような献立を摂って、今度はエス…

【昆布と鰹のあわせ出汁】

2018年11月27日今日はジミ・ヘンドリックスの誕生日──。そんな「ロック」の日に、ぼくと言えば、起きたそばから昆布と鰹のあわせ出汁を取っていた。一晩水に浸け置きした日高昆布を煮立たせないように弱火で火を通し、30分間ほど過ぎたところで火を…

【最後の契約(2)──感謝のエール】

2018年11月21日「どこのどなた様ですか?」最近の会話の始まりはいつもこうだ。そんなときは、部屋に飾ってある名前入りの写真をみせる。すると、一時的ではあるが思い出せるようだ。写真を見ると、少し目に涙を浮かべたような表情で、母は顔をくし…

【最後の契約(1)──終の住処へ】

2018年11月21日定員に空きが出たとの報告が母が入居している特別養護老人ホームから連絡が入ったのは、1週間ほど前のことだった。春から同施設のショートステイ枠を利用していた母だが、遂に「終の住処」と呼ばれる場所へ正式に入居することになった…

【喉、不調──治療開始】

2018年11月20日夏を迎える前から痛みを抱えていた喉──その状態のまま8月下旬の沖縄出張に向けて過酷なヴォーカル録音を続けていたツケが見事に回った。無理な音域と裏声を多用した超ハイトーンなコーラスパートをひとり多重録音していたとき、喉がち…

【高速道路のうえから救急車を呼ぶ】

2018年11月14日母の体調も落ち着いてきたので、長らく中断したままだった義歯の修理をいよいよ再開することになった。遥々、車で1時間以上をかけて、母の掛かりつけである横浜の歯科医院に向かった。出発前、母を車椅子から助手席へ移乗させる際、少…

【真夜中の巨大サラダ、再び】

2018年11月13日作り置いた品品をたっぷりのせてサラダを頬張る24時──。いただき物のマンダリンの香り漂うオリーブオイルが、脳を心地よく刺激してくれる。この時間、東京は、雨──。調子を崩してからながらく休止していたトレーニングを今夜、再開す…

【魂の浄化──映画《ボヘミアンラプソディ》から呼び覚まされる想い出】

2018年11月9日公開初日の映画を観に行ったのはいつ以来だろう?もう夜も更けた時間だった。〈ボヘミアンラプソディ〉を突然に聴きたくなって、Spotifyから居間のテレビスピーカーに接続して再生を始めた。──そういえば、今日が公開初日だ──観たい映画…

【当たり前のことを当たり前に行うこと】

2018年11月9日脳に覚えこませてしまった悪習はなかなか取り除けない──今週は、買食いばかりしていた。食事を作るのも億劫になると、その気持ちの隙間に、ジャンクフードを腹一杯を超えて、「はち切れんばかりに喰らいたくなる欲望」が割り込んでくる…

【今も腕のなかにある小さな希望】

2018年11月5日暗雲垂れ込める──今日の空模様は、まさしくそんな雰囲気を漂わせていた。厚い雲が空を覆い、光を遮っている。こんな日には、どうしても朗らかな気持ちにはなれないものだ。雨も降り出した。鳥は木陰で羽を休めている──人も自然のリズム…

【人は一人では存在し得ない】

2018年11月5日昨夜から昆布と煮干しを水に浸して、久々に丁寧に出汁を取った。先月、珠洲への出張の際にいただいた、あご出汁のお椀がとても美味しくて、また自家製出汁に興味が湧いているこの頃である。あご出汁も自宅で取りたいのだけれど、まずは…