【なんの不安もなく街を歩く休日】
2018年10月26日
給料日直後の金曜日──わかりやすい理由がそうさせたのだろう。街は異様なほど賑わっていた。
そんななか、ぼくは1人、新宿の映画館へ。
──2001年宇宙の旅──
2001年のリバイバル上映で初めて劇場体験をして以来の映画館での鑑賞。そして今年は、公開50周年らしく、IMAXシアター版での上映を体験できた。
オリジナル70mmフィルムに限りなく近い映像…そんなことよりぼくが興奮したのは、恐らく劇場内に5世代に渡る層の観客が同時にスクリーンを見つめているという事実の方だった。
ぼくよりひと世代上の方は、当時まだ子供だったけれど劇場で体験しているはず。ふた世代上の方は、公開時には青年期で、この映画の登場に最も驚嘆された世代であろう。ひと世代下の方は、2001年のリバイバル上映も見ているかもしれない。ふた世代下の皆さんは、DVDやオンラインサービスで見たことがある、もしくは、初めて観るのかもしれない。
──5世代同時に楽しめる作品──
映画に限らず、時を超えて、それが叶う作品がどれだけ存在するだろうか?
本作を監督したスタンリー・キューブリックは、21世紀を見届けることなくこの世を去った。21世紀の世界を描いた本人が、実際の21世紀を知ることができなかったとは…。言葉がない。
この作品を見終えると、いつもアーサー・C・クラークによる原作を読みたいと感じる──そう何度思ったことか──本棚にずっとしまわれたままの文庫の背表紙を今日も見返しては、そんなことを振り返っている。
それにしても、休日に何の心配もなく街を歩くなんて、いつ以来だろうか? この6年、たくさんのことがありすぎて、記憶がぼんやりとし始めている。
さて、来月はやはりこの映画を観るのだろうな。号泣、必至か?(苦笑)
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