【叶えてあげられなかったこと】
2017年12月11日
昨日、お招きいただいた結婚披露宴──。
同世代のラッシュはとうの昔に終わり、ひと世代下の同志たちもその多くは自分の家庭を育んでいる。
「そろそろ結婚式にお招きいただくこともなくなるなぁ」
と、ぼんやり思い浮かべることさえなくなっていた昨今だが、とうとう、ふた世代下の同志からお招きいただく時代がやってきたようだ。誰かの人生に重ねて自分の歩みを振り返ると、気づかぬうちに、だいぶ先まで歩いてきていたらしい。
──果たしていつからこの様式が定着したのか?──
期待を裏切ることのない定番化された進行でドラマは進む。そしていよいよクライマックスへと差し掛かったとき、半ば予想していた通り、母のことが思い浮かんだ。
──ぼくにはいろいろ叶えてあげられなかったことがある──
大方の親が喜ぶことは、兄が果たしてくれた。ぼくがいままでこんなにも勝手に生きてこられたのは、母だけではなく、兄の努力のおかげでもある。
──ぼくはぼくにできることを──
かつては、そう強く思い慌てていたころもあった。今ではもう、無意識のうちに、そう行動するようになっているのかもしれない。
あの日から、過ぎるには十分な時間が経っていた──。
式の最中に射し込んだ横浜の陽光のまばゆさが、かつての棲家の甘い記憶を呼び覚ました。
ご一緒したあの舞台と同じように、とても想い出深い日になりました。
ありがとうございます。
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