【或る定めを生きる】
2017年11月4日
Ryuichi Sakamoto: CODA──。
映画を公開初日に、しかも舞台挨拶までも見届けた経験は、今日が初めてだった。
──CODA──
タイトルが物語る通りの内容だと感じた。
かれこれ振り返れば三十余年、リアルタイムに追い続けたぼくにとっては特別なシーンは限られていたけれど、監督ご本人も舞台挨拶で仰っていたように、音の扱いがとても丁寧で、それだけでもう異次元へ誘われた。
スタジオ録音された音はもとより、撮影時に同録されたピアノの音の質感が、不思議と心を揺さぶる。
撮影に費やされたこの5年という時間は、ぼくにとっても忘れ得ない日々だ。
お互い遠く離れた土地で目にした情景は違えど、「命」について見つめてきたことには変わりはない。
人は誰しも、授けられたのか? または背負ったものか? それとも自ら選択し育んでしまったのか? 「或る定め」を生きていく。
望むと望まないとに関わらず、その棲家に身を置くことになった他者の定めを見つめ、ぼく自身が何を思うのか? これからの歩みを費やして感じていきたい。
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