主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【数えきれない食卓の記憶】

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2017年11月24日

 

まもなく日付も変わろうかという時刻…ようやく作り置きが終わった。いや、まだ大根が煮上がるのを待っているところだった…。

 

遂に、甜麺醤を手作りし始めてしまった。普段ほとんど使わない砂糖と赤味噌が余っていたのが理由だったが、あまりに簡単にあの旨さが再現できてしまったため、もう今後は市販品を買わないことにした。

 

あの高級なXO醬だって、ブランデーやら蟹味噌やらを入れば似た味になるのはわかっている。混ぜわせるくらいのことは手間と思わず、進んで取り組みたい。

 

いつか、こうした品がない土地に移り住んだり、手に入らない時代がきても平気でいられるように──。

 

食品売場に行くと、実に加工品が多いなとつくづく思う。それだけ食べること/作ることに時間をかけられない暮らしを選択してきたのだから当然とも言える。同時にこの景色は、こうした食品を生産/販売する仕事に従事されている方々がそれだけ増えた現実を映す鏡でもある。

 

そんなことを思い浮かべながらカートを転がして売場を歩いていると、食べることの大切さや楽しさを普段の暮らしの中で自然と伝えてくれた母へ、改めて感謝の気持ちが湧く。

 

5年前、まさかの事故が引き金になって自分が台所を引き受け、母のレシピをこんなにたくさん受け継ぐことになるとは思ってもいなかったけれど、今では、これがあるべき姿だったのだと強く感じる。

 

もう母に料理を作る機会はそう多くはない。でも、思い出せないほどたくさんの記憶がお互いにあるから…きっと、それで、もう、いい、よ、ね。

 

 

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