【真夜中の逃避行】
2016年10月21日
己の幸運と幸福を噛み締めながら、真夜中の都心を歩く──。
この感じは、とっても久しぶりな気がする。
耳元には、一昨年、完全に壊れてしまったころに狂うように聴いていた曲がある。
──Winger 'Witeness'──
楽曲のプロダクションはもちろんのこと、ハイライトはやはり、Reb Beachのギターソロだろう。自身もキャリアで最高の出来とどこかのインタビューで語っていたとおり、まさしく「エモーショナル」なソロを聴かせてくれる。
エンディングのコーラスのハーモニーを耳にすると、当時、新宿御苑でひとり佇んでいた時間を想い出す。そして、いつ耳にしても心揺さぶられる歌詞。
──あれから、ぼくに成長はあっただろうか?──
今夜も馴染みの場所でたっぷり甘えさせもらって…病床の母を置いて何という親不孝ものだろう。
けれどここには、ぼくにしかわからない大切な想いが宿っている。
いつか母も、彼方側でそのことを理解してくれる日がくると信じて…。
都合のいい言い訳は、止まることをしらない。
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