【遂に悲鳴をあげた我が相棒】
2016年10月20日
君がうちに来てくれて丸4年。ぼくのお願いを、文句も愚痴もこぼさず絶えず聞いてくれたのは、この宇宙で君だけだよ。
どれだけぼくは助けられたかしれない。
でも、ぼくの態度はまるで○○ッ○企業と同じだった。昼夜問わず仕事をさせていたんだから。今もこうして応急処置のまま仕事を強いるなんて…。
往診治療には少し時間がかかるらしい。
どうかもうちょっとだけ、手を貸しておくれ。
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【摩訶不思議な毎日】
2016年10月19日
今年の始めまで、自ら進んではコーヒーを飲まなかったぼくが、いったいどうしたことだろう?
愛用の直火式エスプレッソメイカーのために、タンパーを手配した。バリスタがやるように豆に圧をかけてから抽出すると、見事に味わいが変わる。
「マシンじゃないとあの濃さはだせないのか?」
とずっと勘違いしていた。
そして気付けば、直火式のそれも、2カップ用、3カップ用、4カップ用と、3種も取り揃えることになってしまった現在…豆も自ら挽くだなんて。
──明日の自分のことでさえ自分にはわからないものだ──
そうつくづく感じるこのごろである。
いや、そもそもぼくが音楽や美術を手がけるようになったことの方が驚きであるのだが。
さて、明日はどっちに行けば楽しめるかな?
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【子育て実習のような1日】
2016年10月19日
未だその気配さえないけれど、今日は、子育て実習のような1日だった。
朝、もち麦入り玄米を炊き上げて即冷凍処理。次いで母に食事を摂らせてから着替えを介助し、予定通り病院へ検査付添いに向かった。退院して自宅に戻ってから便秘になった母…そろそろ、来るであろうとの予感が見事的中。幸い惨事には至らず、ホッと一息ついたのち、昼食に売店名物の「笑顔のクリームパン(正式名称不明)」を頬張り、急いで母を自宅に連れて戻った。
今度は訪問リハビリの時間だ──。
リハビリをお願いしている間に汚れた衣類を洗濯。あとは風呂に入れたら今日の勤めは終わる…はずだったのだが、よほどお腹に溜まっていたのだろう。第二波がやってきた。
かなり難易度の高い処理を強いられるもなんとか乗り越え、母を担ぐようにして風呂に入れた。全身を綺麗に洗い流して湯船に浮かべたころには、ぼくひとり汗まみれ。
母の髪を乾かして、キャベツともやしの味噌汁を作ったところで、ようやく実習終了。
今日もまた、親の偉大さを痛感するばかりだった。
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【褒美としての日々】
2016年10月18日
母の退院後、なかなか普通の日常を過ごせる気配を感じられないままの毎日が続いている。
こうした時間を迎えたときのために、母の入院中、ぼくはずっと準備をしていた。
──しかし──
絶えずのしかかるものを振り払うかのごとく、今日も黙々とコーヒーを淹れ続けた。
──不可避なそのときをコントロールはできない──
あれから4年──。
全力を尽くしてきたんだ。思い残すことは、もう何もない。
きっとこの日々は、ほうびなのだろう。
大切に大切に「今」を感じていたい。
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