主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【涙のカルボナーラ】

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2018年2月16日

正午前、2泊3日の一時帰宅を終えた母を無事に施設へ送り届けて帰宅すると、すっかり疲れがでて、ソファーで夜まで眠ってしまった。回した洗濯機も干した布団もそのままにして…。

今宵のパスタは、もちろん孤独のパスタ。


──たっぷり胡椒の大人のカルボナーラ──


パンチェッタはもちろんベーコンもないから、作り置きの鶏胸肉の蒸し鶏を代用。カリカリに炒めて、にんにくと鷹の爪の香りと旨味を抽出したオリーブオイルのなかに落とし込んだ。

母といると、やはり気遣い疲れがでるのか、どうしても食べ過ぎるきらいがあるので、今日は麺は控えめに。少々卵が玉になってしまったが、それでもいつも通り、旨い──ただちょっと、胡椒を効かせすぎた?かも?


──味見=リハーサルは、大事──


でも、ひとりに戻ると、どこか寂しさが募る。


「いただきます」
「ごちそうさま」


一時帰宅中は、母の手本となるように大きな声で口にしていたその言葉を言うことさえすっかり忘れていた。

帰宅して眠りたかったのは、疲れのせいだけじゃない。

もう既に心の中で感じ始めていた哀しみから逃れたかったのだろう。

そう気づいたとき、溢れかえるものを抑えられなかった。

昨日の夜、床のなかで憶えた、未だ言葉にならないあの感覚は、このことだったのかもしれない。


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