【弱さと引き換えに得たもの】

２０１８年４月１６日

身体が静かに、悲鳴を上げている。


──声なき叫び──


すべては、自分が下した選択の結果だった。なんの驚きも発見もない。原因と結果の法則に則った、自分の弱さを客観的に提示された瞬間──。

それでも気持ちは、驚くほど落ち着いている。まだ何も起こってはいないし、これまでの放蕩を鎮めるための、完璧な理由を得たのだから。


──母よりも早く先立つわけにはいかない──


この宇宙に絶対などあり得ないけれど、それだけは、守り通さなければならない。少なくとも、己を律することができずに、その原因を招くわけにはいかない。

この弱さと引き換えに得た強さを、今こそ呼び覚ますとき。

ずっとそうしてきたのだから──大丈夫。案ずることは何もない。


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