2018年2月15日
母のみまもりで、結局一睡もできなかった夜が明けた。
4時以降はぐっすり眠っていたようだけれど、気になって1時間おきに確認していたがために、不眠の夜となってしまった。
午前7時前、母が起き出すまでの時間を使って、眠気覚ましに散歩に出た。十分に横になれていなかったから腰も痛いし、寝不足の身体は疲れ切っているし、何もいいことはない…と思った矢先に東の空に目をやると、鮮やかな朝焼けと出逢った。
──嗚呼──
美しいという言葉さえ見当たらなかった。
かつて、夕陽と朝陽は見え方が違うのか? という疑問を抱き、観測したことがあった。結果は、大きな差を見つけられなかった。あたりが明るくなり騒がしい朝方と、あたりが暗くなっていく夕方の差は、おそらく「こころ」に何を映しているのかによるものだと思った。
これから一日が始まる慌ただしさや喜び
これで一日を無事に終える安らぎや闇への不安
どんな心情を映すかはひとそれぞれだろう。
──今朝観た朝焼けは、きっと偶然じゃない──
その出来事は、不思議と、そう感じさせてくれる瞬間だった。
──母が授けてくれた我が使命──
それが何なのかぼくには未だわからないけれど、この地上での生を全うするその瞬間まで、全力投じたい。
さて、そろそろ朝食の支度を。その前に、母のあれこれを手伝ってあげないとね。
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