主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【居心地のいい孤独】

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2017年11月11日

 

ベルリンから戻ってちょうど1年ほど経った──。

 

わずか10日間の滞在だったけれど、あの街の肌触りはとてもよく憶えている。東京に帰ってきてから、どこかの街角でそれと似た感触を想い出すことがある。今日も母との面会に向かう道すがら、そんな瞬間を味わっていた。

 

それは、街並みや気候が醸し出す雰囲気ゆえのことなのか? と、これまでは考えていたけれど、どうやらそうではなかったようだ。

 

 

──居心地のいい孤独──

 

 

ほとんど誰とも会話を交わさない今の時間が、あの滞在期間と似ている。

 

 

──これが、待ち望んでいた静かな暮らし?か──

 

 

思えば、今年になった途端に母が入院してしまって、日常的な会話はほとんどなくなった。

 

それを埋めるように、足繁く見舞いに出かけたり、馴染みの酒場を彷徨ったり、誰かを求めてみたり…。

 

それでも、どうしても埋められないものがあるのだと、今になって思い知らされた気持ちだ。

 

気の置けない仲間や馴染みの面々との会話も欠かすことはできないけれど、やはり家族との会話は、それとはまた違った特別なものなのだろう。

 

母との会話は、ゆるやかに内容を帯びなくなりつつある。まるで子供との戯れのようだけれど、それで十分。

 

ただ在ることの価値を日々、母から教えられている。

 

 

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