【センサー、鳴り響く】
2017年8月23日
クイーンのライヴを観終わって、母が床に就いたのは午後9時ごろ。鑑賞中から「トイレに行きたい」と尿意を訴えていたから、やや気になっていた(自律した排尿ができなくなり膀胱にバルーンを入れてあるため、尿意は感じないはずなのだが)
「大丈夫」と促してベッドに寝かせると、まもなく大音量に設定しておいたセンサーの受信機が鳴り響いた。
──センサー稼働──
施設に入所前も入所後も、夜中に起きることのなかった母だが…今夜、早速、ベッドから起き上がってしまった。
「さあ仕事だ」と手を動かそうとした矢先だった。
即座に階段を上がって寝室へ入る。さほど時間は経過していなかったのに、母はもうすっかり歩き出しているではないかっ!(驚)
それだけ身体の機能が回復しているのはいいことだけれど…これは今日明日、仕事にならないうえに眠れない可能性が高まってきたか?
──たった二泊──
ぼくがなんとか持ちこたえなければ(遠い目)
──みんなこうして、親に育ててもらったんだな──
子育てを経験して感じるようなことを、親の介護を通じて知ったこの5年。
「5」という数字を見つめると、随分ながい時間が過ぎたのだなと、突然、重みのようなものを覚えてしまうから不思議だ。
とにかく寝静まるのを待って、まずはシャワーを浴びて気分転換したい。
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