主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

【米、再評価の日々】

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2017年8月10日

 

横浜時代以来のデュアル土鍋システムを駆使した俗称〈鍋DJスタイル〉で、朝から米を炊く。

 

 

──決して祭りの支度をしているわけではない。炊き上がった米は、即、冷凍保存される──

 

 

最近改めて「米」を見直している。

 

かれこれ20年ほど、自宅では白米を炊くことは少なかった。90年代初頭ごろにあった米不足のとき、緊急輸入されてきたタイ米など粘り気の少ない米に麦やヒエなどあれこれ雑穀を混ぜて食べ始めたのがきっかけだったと記憶している。

 

以来、噛み応えのある米じゃないと物足りなくなって、ずっとこのスタイルを続けている。

 

玄米も好きなのだけれど、つけおきに時間がかかるため今に暮らし適応させるのは現実的じゃない。

 

そこで落ち着いたのが、この胚芽米だ。母が留守をしている間に、ぼくが手を加えて、今では少しだけ大麦を混ぜて炊いている。

 

そもそも、精製された食品というのは、どうなんだろう? と思うようになってきたのは、やはり自分が台所を引き継いでからだった

 

 

──実は冷凍にも同様の疑問があるのだが──

 

 

特に二次加工されている場合などはなおのこと。

 

小麦も大好きだけれど、概ね粉として精製されてからさらに加工され製品になっている。それを人は「うまいもの」に作り変えて欲望を満たしてきたのだから、どこかの聖典によれば罪深いとされても仕方あるまい。

 

外的要因の様々な影響は、二代三代あとにでてくるとも言われている。母が、世の中全体が貧しかった戦前生まれだったことは、きっとぼくに強い身体を与えてくれたに違いない。

 

それをどう継いでいけるのか?

 

常に目の前のことを真摯にみつめながら、絶えず考え続けていきたい。

 

 

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