2017年6月25日
2色目にして最後の黄色を折り終え、あと残り3色150羽となった千羽鶴。この工程まで辿り着くと毎度安堵する。
夕方、コインパーキングの門限につき一晩出庫できなくなっていた車を回収して、その足で母のところへ面会にいった。ちょうど夕食の時間で、皆さんでテーブルを囲んでいた。その様子を見て、自分の保育園、幼稚園時代を思い出した。あのころ、特別そこで過ごすこと自体に何の感情もなかった。今の母もそうだといいのだけれど。
米を食べない母のために、今日は蕎麦を用意いただいたらしい。いつも目の前に座って下さる入居者の方の報告によると、このところは食欲もでてきてしっかり食べているという
──みんな母さん──
その母性ゆえなのか、備わった気質はいつまでも変わらないのかもしれない。
早々に未亡人となった母だったが、それと引き換えに孤独とは無縁になった
──そう、母は独り暮らしをしたことがない──
住み慣れた自宅を離れて久しいけれど、ここでもこうしてどなたかに気を配っていただける母は、とても幸運だ。表情もますます元気そうで何より。
「身体、どうしたん?」
ぼくが故障したことはどうやら忘れてしまったらしいけれど、それは今となっては、取るに足らないとても些細なことである。
#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン5 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保険施設 #入所中 #鶴 #折り鶴 #千羽鶴 #折り紙 #おりがみ