寡夫ロマンティック
2022年7月16日初盆の儀式を終えて、どれだけの時間をその場で過ごしていただろう?たくさんの人たちが故人を悼むために集い、思い出話を語る──その輪が大きくなればなるほど、ぼくには〈彼女の不在〉が、色濃く映し出されてくる。ぼくたちのことを…
2022年7月16日昨日に続く土砂降りのなか、今日は亡き婚約者の初盆へ──。これまでの人生のなかで最も長い、無限にも感じる半年が過ぎた。それは、パンデミック突入以降で会えなかった期間が20ヶ月も続いたあのときよりも永く苦しい、まさに「月日…
2022年7月15日土砂降りのなか、この旅の締めくくりの準備を──。天候の影響もあるのだろう。東京に戻る道中から既に記念日反応が現れていて、酷い抑鬱状態に陥っている。そこから逃れたいのか、いまはもう、感情が消え失せつつある。──またここへ…
2022年7月13日先だった友が遺してくれたもの──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京 #新宿 #巡礼の旅 #一周忌
2022年7月9日万感の想いで、再び口をつぐんだ日──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #富山 #オーバーホール #森山開…
2022年7月12日この旅の締めくくりへ向けて、いったん東京に帰り着いた夜──。 #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京…
2022年7月11日──助けてくれる人は何処かに必ずいる──かつて家のあった下鴨の〈糺の森〉を歩きながら、今日いただいた言葉を振り返る。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者…
2022年7月1日イタコに会った日──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #八戸 #イタコ #口寄せ #巡礼の旅
2022年6月30日仏ヶ浦にて──。かつての人類が自然を畏怖し、信仰の対象にしていた時代に思いを馳せる。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマン…
2022年6月30日津軽海峡を見つめながら──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #大間 #津軽海峡 #本州最北端
2022年7月3日寳登山神社、奥宮にて──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #秩父 #寳登山神社 #巡礼の旅
2022年6月30日先だった2人に「元気でね」と、思わず口にした瞬間、その言葉の意味を初めて自覚して、その場で嗚咽した。以来、その言葉を思い出すたび、涙が溢れ出す──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromanti…
2022年7月12日母が通った大阪府立豊中高等学校──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #豊中高校 #巡礼の…
2022年7月12日戦時中、母が疎開先で通った大阪市立堀江小学校。創立100周年記念碑の前にて──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック…
2022年7月12日母が通った小学校にて──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #蛍池 #蛍池小学校 #巡礼の旅
2022年7月10日本家の墓前にて、母の旅立ちを報告──。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #京都 #妙心寺 #巡礼の旅
2022年7月10日結婚当初の父と母が見つめた仁和寺の御室桜──その65年後の図。春、桜が咲き誇るころにまた来たい。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫…
2022年7月12日若きころのわが母が見つめていたかもしれない大阪の街並み#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中…
2022年7月10日母の初盆のため、本家の墓参りへ京都ひとり旅──。主たる目的を終えた夕刻、Brian Eno展《Ambient Kyoto》への入場時間待ちの間に、音楽とコーヒーのお店へ向かい、一日中歩き倒して疲れ果てた身体に、涼と甘いものを注ぐ。──迷った…
2022年6月25日先立った2人を連れて、無事に初日を見届ける──ようやく役目を果たせたような気がした。#森山開次 #NINJA #新版 #初日 #新国立劇場 #中劇場
2022年6月22日遂に劇場入りを果たした日──ここまで、ながいながい道のりだった。《新版・NINJA》と銘打たれ、2019年の初演時は小劇場──そこから中劇場へと場所を移して行われるこの再演は、ほとんど〈新作〉と言っていいほど印象が異なっている…
2021年12月3日に母を、2022年1月10日に婚約者を相次いで喪くし、今日まで何もできない毎日が続いた。寝て、起きて、食べて、寝る──たまに飲みに出ては暴飲暴食を繰り返し、自己嫌悪に陥って自制する──その繰り返しだった。たとえ酒場に出か…
2022年5月3日遺骨は、パウダー状になってもその質量は失われず、手にした瞬間にずっしりと重みが感じられた。となると、手放した途端、骨は一気に沈んでいくのではないか?──ぼくが勝手に期待していたイメージでは、水なもに粉となった遺骨がたゆた…
2022年5月3日葬儀を望まなかったのは母の意志だった。「田舎に墓があったら、誰もけえへんやろ」そう言って、母は33年も前に自ら都心部に墓を設けた。しかしそれから時代は過ぎた。ぼくや兄夫婦がこの先どこへ移り住むかわからない。求められれ…
2022年5月2日棺の蓋を閉じる前、亡き婚約者が母の額にながくながく手を触れていた。母に何を伝えようとしてくれていたのか、ぼくにはわかる気がした(その一ト月後、急逝した彼女を見送るとき このときの返礼のつもりで、ぼくも彼女の額にながくなが…
2022年5月2日母の火葬は、1週間後の12月10日に執り行うことになった。当時、東京もまだ感染拡大はしていなかったものの、婚約者を何度も往復させるわけにはいかないと思ったが、彼女の強い希望がぼくのこころを動かした。「お母様を見送らない…
2022年5月1日「人生、やり残しなし」在宅介護を続けていた間、月に一度行われるケアマネジャーとの面談で、母は毎回こう口にしていた。面談では毎月、目標を立てることになっていたのだが、母は問われる度にこう応えてはケアマネジャーを苦笑させる……
2022年5月1日母の亡骸に会いに行ったのは、息を引き取った翌日のことだった。当日は午前中から死亡診断が病院で行われることになっていた。遺体が戻ってくるのは午後になり、その後、お別れの支度を整えるため時間をいただきたいとの申し出が施設側か…
2022年4月30日2021年の師走に入った最初の日、まだ夜が明けぬままの未明の刻だった。東京には凄まじい風が吹き荒れていて、ぼくは床の中で眠れぬままの時間を過ごしていた。強い風が、安眠のため毎夜閉め切るシャッターを激しく叩く音が絶えず鳴…
2022年4月28日このところまた激しく泣き崩れてしまう日が増えている。今日もそんな1日だった。調子が崩れかけた原因は、昨夜読んでいた本の序文だったと思われる。──悲しみは、故人と2人で癒すもの──そんな一文を目にした途端、床のなかで嗚咽…