主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【Survive──鉄鍋で味わう野菜くず】

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2019年3月7日

最近、改めて、鉄鍋で調理したときの旨さに感心させられている。

きっかけは、南部鉄器。アヒージョを作ろうとして、ココットのような手のひら大の鍋を手に入れたこと。油を馴染ませるシーズニングのために、いつもどうにか味わいたいと思案していたブロッコリーの茎の皮をニンニクと一緒に熱してみた。すると…自分でも驚いた。思わず唸ってしまったのだ。


「これはつまり、大きな中華鍋でも同じ結果が得られるに違いない」


そう信じて、キャベツの下ごしらえのあと、残ったくず──炒めものにも使っている外葉と新キャベツなら生でかじるとトウモロコシのような味わいが楽しめる芯──を一気に中華鍋に投じた。

もちろん、にんにくは欠かせないエッセンスだ。たっぷりめのオリーブオイルも美味さの秘訣なのかもしれない。味付けは塩と胡椒のみ。十分に熱した鍋を見守りつつ、焦げつかないように油を注ぎ足す──。


──イケナイ──


嗚呼…。またひとつ、余計なことを憶えてしまった。

いや、これまでも鉄鍋を使っていたのだから、この旨さはすっかり知っていたはずだ。使いこなせていなかったのか? それとも、母との日常に追われることがなくなって、味を感じる脳に余力が生まれたのか?


「そうか! ペペロンチーノも鉄鍋で仕上げよう」


結局、締めくくりはまたも誘惑の種を自らまくかたちとなった。

久しく家には置かないことにしていた1キロパックのパスタを「いざという時のために」と先日手に入れたのは、ギックリ腰で外出できなくなった反省を踏まえてのことだったはずだが、こうした愉しみのための選択だったなんて…(嘆息)


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