主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【自然のリズムに乗って──もう一度、ひとり御膳を】

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2019年1月27日

関東でも積雪があると予報された今日、我が家のある街は幸いにも晴天のままで一安心。昼間の陽射しがあるうちは暖かさえ感じられた。

昨夜は創作で脳が湧いたのか、0時前に作業を切り上げるも、明け方まで寝付けなかった。最近は早起きを実践しているが、寝不足は禁物。ゆえに睡眠を優先して、自然と目が開いた10時ごろに起床した。


「この時間では間に合わない」


今日は贈りものにパンを焼こうと思っていたけれど…。風邪も全快していないことを考えると、これで良かったと結論。早速いつもの朝のルーティンに移った。

朝食は、今日も変わらず果物を中心としたもの。慣れた包丁さばきで黙々とカットし、台所に立ったまま次々に頬張ってゆく。そして締めは、紅茶で喉を温める──ティーパックを買い足しておいたけれど、消費速度はこれまでにないほどハイペースだ。


──1日6杯──


この4日間で、24杯も飲んでいる。最初の数杯は蜂蜜を加えていたけれど、このペースを続けていたら糖分を摂り過ぎるため、その後はストレートのままいただいている。商品の指示通り、しっかり蓋をして90秒蒸らすと、とても美味しくいただけて、朝から心が和む。

風邪の症状もだいぶ落ち着いたので(特に、咳)、午後から予定通り、とある舞台を観に行くことにした。休憩を挟んだ2部構成となっていたので、咳予防のため幕間にカフェで紅茶をオーダーするも、嗚呼、案の定──。出かけた先が劇場でなければ、自宅で淹れた紅茶をポットで持ち込むつもりだった。もちろん普段なら、誰かのためを想って作って下さるところでしかお茶も食事もしない。今日は薬代わり、といったところだ。

上演を見届けて、買物に寄ろうかと考えていたが、すっかり暗くなった外の景色とその寒さが気持ちを家路へと向かわせた。観劇で興奮したのか、少々熱っぽい気もする。


──早く帰ろう──


そして実のところ、近ごろ夜の屋外の寒さに恐怖心があるのだ。それがぼくを一目散に帰宅せよと駆り立てる──2月はまだまだ寒くなるというのに…。風を凌ぐため劇場から地上には出ず、地下通路を進んで電車に乗った。

足早に帰宅して、今夜もまた、昨日と同じ献立を準備。過ぎるほど充実している内容だから、毎日食べても全く飽きることがない。

とくに最近は、千切りした大根が見通せないほどにあれこれと盛ったサラダと、丁寧に取った昆布と鰹の合わせだしをベースにしたキノコとほうれん草の煮浸しがお気に入りだ。出汁を取り終えた昆布は千切りにして鍋に戻している(花鰹は佃煮に)。すると切り口からとろみが流れ出てくるのか、一晩置いたタッパーのなかは、とろとろ──その様子を見つめるだけで、美味いものが目の前にあると脳が反応している。

手前から食べる順番に並べていただく。左利きだからか、時おり配膳が左右逆になってしまったりするが、自分のためだけの支度だから気にしないことにした。サラダは昨日よりも盛付けを少し丁寧に。たまごの白身には、塩胡椒に胡麻マスタードシードを擦り下ろした。サラダのドレッシング代わりにするときもあれば、そのまま飲んでしまうこともある。今日は一口に飲み干した。

──と、ここまで書いたところで急に眠気が襲ってきた。まさか食後血糖値が上がっているのか? いや、これは大掃除で発見して早速使いこなしているホットカーペットのせいに違いない。さらに、今日は久々の外出で少々疲れているのだろう。後片付けをしたら少し創作のなかへ還って、今夜こそ早めに眠ろう。

この頃、朝陽が恋しくなってきた。今までの四半世紀以上に渡る暮らしから想像もできない変化だ。これまでは徹夜明けの朝陽を拝むのが常だったというのに。


──自然のリズムに乗って暮らす──


いつからだろう? 月と地球と太陽の関係が気になりだしたのは。こんな奇跡のようなバランスを保った関係から、ぼくたちは随分と遠のこうとしてきた。それは誰が望んだことなのか?


──そういうもの──


そうだろうか? 


この宇宙に、当たり前のことなんて、何一つなかったのに。


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