主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【初めての食パン作り】

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2018年7月15日

暑い──。


──この天からの恵みを活かす術はないか?──


まわらない頭でそんなことをぼんやり思い浮かべていると、冴え渡るアイデアが浮かんだ。


──そうだ! パンを焼こう!──


といっても、焼いたことはない。

だが、随分前に、道具と材料を揃えてあった気がする。

食料庫を覗くと、奥の方に、使われない雰囲気漂う感じでしまわれていた。

買ったままの焼型には、レシピも付属している。ならば、早速…。

やはり買ったまま放置していたイーストと強力粉を混ぜて、塩、砂糖をレシピ通りに投入。バターはあいにく常備していないから、オリーブオイルで代用してみることにした。

…と、その前に、初めて使う焼型を空焼きしておかないと。

午後もゆるい時間から始めたこともあって、発酵は思ったようには進まなかった。でも、こねあがった生地をひとつまみして頬張ってみると、もう、十分すぎるほどに美味しい。

西陽を浴びて膨らんでいくたわわな生地を見守りながら、人類が生き延びるために、小麦を精製して、パンにまで仕上げる技術を発明した歴史を振り返ってみる──。


生きる。


今日、命がある──それだけで、素晴らしいことなのだと、改めて感じた。

さて、焼き上がりはどうなるのだろう?

少々不細工なくらいが、愛しいはず。

もう一回分、材料はあるから、上手に仕上げて、母にも食べさせてあげたい。

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