2018年1月24日
27時──。
母の衣類までアイロンがけをしたかったけれど、自分の分だけで力尽きる。
──どんなときも、親はこうして寝る暇を惜しんで、夜なべしてくれていたんだろう──
もうそのまま眠りそうになっていたが、小一時間ほどネットを彷徨いつつ休息をとり、沸かしておいた風呂に浸かった。
──食事と風呂が、いつだって安心の場だった──
湯船に浸かりながら目を閉じると、母が家で倒れていたシーンか蘇ってきた。
──ひとつ思い出せば連鎖的にすべてのシーンが呼び覚まされる──
望まない光景を目の当たりにして慌てふためくような質ではないから、当時も特に動揺はしなかったが、他の選択はなかったのかと、今になって、つい思い返してしまう。
──無論、その選択しかなかったのだけれど──
嗚呼…疲れると、ろくなことがない。
やるべきことを進めながら、しばらくは、じっくり身体を休めていこう。
──次の出番が近付いてきている──
丁寧に、そして静かに──。
その日々のなかでみつめた心象を、何か他のかたちにして映し出したい。
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