【ぼくが母のもとに授けられたわけ】
2018年1月11日
昨日の午後、森を見渡せる席を陣取って、老健/居宅2名のケアマネジャーとの面談が設けられた。この先、二タ月ほどの期間について、母の帰宅スケジュールおよび介護支援サービス選択を確認しあった。
場の空気といい、職員の皆さんの雰囲気といい、ここは相当に居心地のいいところである、と、面談のあいだ、ずっと考えていた。面談の最後に
「何か質問や不安なことはございますか?」
と促されたされたので、
「この先の施設に移った場合に、ここで感じている居心地の良さを覚えられるか心配です」
と、素直に気持ちを届けた。
無論、それは解決のしようのないことなのだけれど、今が、母に、そしてぼくにとってあまりに穏やかな日々ゆえに、自ずと不安を募らせてしまう。
これまで、居宅介護支援のケアマネジャーをお願いしたときも、そして老健に移ってきたときも、事前に面談の時間を設けられる猶予がなかったため、まさに「飛び込み」で頼った状態からだったのだが、いずれも頼れる方々に担当していただけたのは、何より幸運なことだったと、今になって強く感じるようになった。
この先の一手は、原則的に、最後の一手になる。否が応でも、慎重にならざるを得ない。
この5年のあいだに積み重ねてきた「母との選択」だけに限らず、これまでの自分に関わるすべての選択で学んできたように、思い残しのないようにしたい。
──母の生を完遂させるために──
そのお手伝いをするのが、ぼくが母のもとにやってきた理由のひとつだろうから。
──誰も知らない今日をゆく──
この心の揺らぎは、収まる術を知らない。
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