主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

【近すぎて見えなくなっていたこと】

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2017年12月16日

 

インフルエンザ改善のための吸引薬を摂取してわずか3時間、もう薬が効いたのか、身体はだいぶ楽になってきた。

 

ならば元気なうちに、と、向こう2〜3日分の食事を作りおくことに──。

 

この冬は、大根とキャベツ鍋をよく食べている。母がよく作っていた俵こんにゃくも、鍋に入れている。

 

「〇〇の砂下ろしって昔から言ってな、男性にはいいらしいで」

 

差し出してくれる度に、母は嬉しそうに口にしていた。

 

本当に、本当にたくさん、母との食事にまつわる記憶がある。

 

 

──コトコト、コトコト──

 

 

鍋が煮えたつ音に耳を傾けながら想う。

 

当たり前すぎて忘れがちになっていたけれど、それはとても幸せなことだったと、今夜、改めて痛感している。

 

 

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