主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

【そんなポジティブはいらない】

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2017年12月16日

 

「ポジティブ」といっても、これはもちろん、喜ばしくない方の意味だ。

 

インフルエンザ陽性判定を受けたあと、薬局で処方された吸引薬をその場で飲み干す。少し複雑な手順ゆえか、飲み方を指示した動画も用意されていてしっかり確認したはずなのに、やはり頭はぼんやりしていたようで、実際に手にすると肝心の手順を忘れていた。薬剤師さんに指導いただかなかったら、せっかくの薬の効果も無意味になっていただろう。

 

処方薬を飲んだからか、診察を受けて安堵したのか、出かける前より調子がいい気がしたので、再び床に入る前に検温。

 

 

──平熱に近づいている──

 

 

「熱が下がってもウィルスが残っている可能性があるので人に会うときは注意してください」

 

医師の助言を忘れないようにしたい。

 

来週、母を遠方の歯科まで車で連れて行く予定だったが、この様子だと見送るべきだろう。

 

それにしても、インフルエンザの診断を受けたのは、初めてな気がする。こうなってしまうと、誰かを頼るわけにもいかないが、ウィルスを拡散してしまう前に診断を受けておいてよかった。

 

大人しく、温かいものをいただいて、身体を労わりつつ、なにかと無茶に興じがちな我が質を今更ながら反省しよう。自宅とはいえ、独房のように隔離された今、己を省みるにはちょうどいい。

 

──そんなことを独り想う、誕生日、前夜(嘆息)

 

 

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