2017年9月24日
敬老の日に撮影されたと思しき写真が母の居室にあった。
ぼくが旅に出ている間の様子であろう。こうして画像でみるとなおさら細くなったことがよくわかる。
それでも相変わらず、和かな表情だ。願わくは、自分も絶えずこうありたい。
母を送り届けたあと、休息を確保するため直ぐに帰るつもりだったが、この隙間の時間を使って、先日候補に挙げた特養老人ホームの見学に向かうことにした。
同じ区内の、我が家から30分ほど車で向かった先に、いくつかの候補がまとまっている。周りの環境だけでも明るい時間帯に知っておきたかった。
Mapアプリを頼りに、迷うことなく次々と目的地に導かれ、外から様子を伺う。
──どれもピンと来ず──
家から一番遠い場所から当たっていき、最後は自宅最寄りの新設された場所へ。ここは先日夜中に様子を伺ったところだが、家から近いということがどれだけ大切かがよくわかった。そして電車で通うことになる家族のことを考えると、駅からの立地もとても重要だと痛感した。
「足が遠のかないように」
──母が都心の真ん中に墓を建てたのも同じ理由だった──
入所希望は、まずはここだけに絞ることにしよう。
本音を言えば、今、母を預けている施設に併設された特養老人ホームに受け入れてもらえることがベストなのだけれど、そこはお隣の区の管轄ゆえ区民の方が優先。審査に通る可能性が極めて低いと伝えられている。
でも、やはり希望だけでも出してみたい。
──母がそこに棲まう画──
それが浮かばないことには、何かがあったときに後悔するから。
週末、再び旅に出る前に、ケアマネージャーにその旨、伝えたい。
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