【頼りになるのは「人」──電脳化を越えて】
2017年8月24日
母は案じたよりもだいぶ早めに寝静まってくれた。
時折、居室の温度を確認しにいっては様子を覗いているが、心地好さそうに眠っている。徐々に朝が近づいているから、少し温度を高めに補正。
・仕事部屋からみまもりカメラで様子を確認
こうしたツールを介護者側もスタッフ側も難なく使いこなせるようになる未来の介護環境は、きっと大きく変わるだろう。
──その頃にはぼくが被介護者になっているかもしれない──
でも、結局一番頼りになるのは「人」──。
顔を合わせて手と手を触れ合って言葉を交わして、たくさんの時間を過ごさなければ知れないことばかりだった。
自分のなかの深い闇を何度も見たし、そこから救い出されてもきた。
──「誰にでも起こりうること」──
そう身を以て感じられた経験は、いつかそばにいる誰かの闇を光で満たすために、きっと役立つに違いない。
喜びも苦しみも怒りも、それを乗り越えていくことも、そして、とことん楽しむことも、ぜんぶ母が与えてくれたこと。
ずっと大切にしよう。
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