主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【介護は、JAZZのようなもの】

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2017年8月23日

 

なんだかこのところ、時折、異常な疲れを感じることがある。それに甘えてつい横になると、寝苦しいソファーですっかり早朝まで眠りに落ちてしまう。

 

 

──疲れはそのせいだろうか?──

 

 

今日の目覚めは午前5時。起きるなり、昨日納品されたもう一つの福祉用具「タッチアップ」の高さ調整を始めた。母が不在のため、昨日の設置時に業者の方にお願いできなかったのだけれど、調整に入りやすいようにボルトが仮締めのままだったからかえって危険だと思い、一般的な病院や施設の手すりの高さに設定した。

 

 

──建築家の友人が色々と話を聞かせてくれたお陰で助かっている──

 

 

その他、留守中にはオフにしていたセンサーの動作確認などをしていたら、あっという間に2時間が経った。

 

 

──そして今、舞台本番前のような緊張感に包まれている──

 

 

最近じゃもう、本番前でさえ緊張はしないのだけれど。

 

 

──介護は、JAZZのようなもの──

 

 

母の即興演奏にどれだけついていけるかが試される。

 

最新の情報では、母は便秘がながく続いているらしく、施設の側でも帰宅前に下剤を投与するかどうか、判断をし兼ねている状況だという。

 

尿路感染による敗血症を二度起こした母ゆえに、衛生管理は徹底したい。そのうえ入院中から未だ膀胱にはバルーンが入っている。下剤の影響で便秘から下痢になってしまうと、対応にはなかなかのタフさを求められる。身体の動きが芳しくない今、2階の居室から1階の風呂に連れて下りるのは無理かもしれない。

 

 

──下痢を起こしたときはADL(日常生活動作)の低下が予想される──

 

 

おしりふきも、ある

医療用のゴム手袋も、ある

臭いを封じ込める汚物袋も、ある

給水シーツの換えも、ある

みまもり携帯の充電も、満タン

各種センサーも、準備OK

 

 

かつて

 

「これ以上やることはない」

 

と言えそうなほど執拗なまでに構築した介護環境は、再びここに再現できている、はずだ。

 

 

──あとは舞台に解き放たれるのを待つだけ──

 

 

そう、幕が開いてしまえば、舞台袖で感じていたあの緊張は何だったのかとあとで思い返せるほどに自由になれる。

 

無事にまた、安心の環境に送り返せるまで、この数日間、しっかり役目を果たそう。

 

母の帰宅まで、あと8時間──。

 

 

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