主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

【969──千羽鶴19色目】

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2017年6月27日

 

独り千羽鶴19/20色目、完成──。

 

これで、51羽ある(予備のためか各色1枚つず加えられている)。

 

「独り」流れ作業による量産方式に切り替えてから、2時間と少しで折れるようになった。始まりのころが30分で5羽しかできなかったかと思うと、まさに奇跡のようなハイペースぶりだ(繰り返すが、何に役立てられるかと問うのは現代人ゆえの愚問と言えよう)

 

しかしこうして折り続けていると不思議に思うことがある。

 

──いつ誰が鶴の折り方を伝搬させたのか?──

 

世代を問わずほぼすべての日本国民が一度は折ったことのあるはずの「折り鶴」の謎を知りたくなった。学校で習うのはもちろんだろうが、それえを定着させた目的とその背景を探りたい。

 

今となっては、世代を超えて共有できることが限られてきているだけに(ヒット曲はみんなが親しめる嗜好ではなくなって久しいし、巨人戦は地上波放送さえなくなり野球は誰もが知るスポーツではなくなり、ネットはまさに多様性の坩堝である)、折り紙は共通言語として成り立ちうる、と、感じているこの頃…

 

ほら、こうして何かに役立て始めようとしてしまうのは現システム内で暮らさざるを得ない身のイケない性だ──

 

と、そんな気配を自ら感じ始めている969羽を折り終えた梅雨空の朝であった。

 

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