主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

【初めての自家製甘酒】

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2017年6月20日

 

深夜、自家製甘酒を仕込んでみる──。

 

一定温度で保温できる機器がないため、土鍋に米とお湯、麹を入れて放置。

 

さて美味しくできるかな?

 

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昼過ぎ、自家製甘酒、完成!

 

──これはイケナイものを作ってしまった気がする──

 

土鍋に放り込んで一晩置く…これでは当然十分な保温はできないため、4時間ほど経ったところで温度計を蓋の蒸気抜きの穴から射し込み、注意深く50℃くらいまで再加熱して、また放置。

 

8時間経ったところで味見してみると、米のほどよい歯ざわりを残したまま麹の甘味が口の中に広がり、甘酒との出逢いとそれにまつわる様々な記憶を呼び覚ましてくれた。

 

そもそも甘酒を頂いたきっかけは、断酒していた時期のことだった。ある日本酒バーに連れられていったとき、そんな事情で食事だけのつもりで失礼する旨、店主の方に伝えると「麹の甘酒はノンアルコールですよ」とお薦めいただいたのである(酒粕で作られたものはアルコールが含まれているらしい)。

 

そうして頂いた、その冷の甘酒が、思わずその場でネット検索して注文しそうになってしまうほど、あまりに美味しくて驚いたことをよく憶えている。

 

それから、飲めない事情のときに、最初の一杯に、または栄養補給に、よく頂くようになった。スーパーマーケットで売られている出来合いを買ってきたこともある。

 

──自分でも作りたい──

 

そう思うのは、食欲ならぬ「職欲」だろうか? いや、これもまた母の影響でだろう。

 

昭和ひと桁生まれの母は、戦中を含めて何でも自分で拵えてきた世代。食事の席やテレビの情報番組で何かを見るにつけ「これ、作ったことあるで」とよく話をしてくれた。先ごろ大豆や小豆を自分で作ってみたのも、そうした会話の記憶があったからに他ならない。

 

甘酒も正月によく作ってくれた。母の甘酒は、酒粕を使ったものだったけれど。

 

──こんなに甘味が自然とでるんだ──

 

いくつになっても初めての体験による新鮮で素直な感動は忘れがたい記憶になる。

 

今日の甘酒は、いつものもち麦入り胚芽米を炊いたついでにやってみたもの。仕上がった甘酒のタネに、同量程度の水と岩塩を少し足して冷たいままいただく

 

──嗚呼、旨い!──

 

200gの麹と一合の米でできたタネは、朝と夜、二度に分けて既に胃袋の中に移し替えてしまった。

 

これから夏の時季、米を炊くたびに作ってしまいそうな予感がする。

 

いつか母にも飲ませてあげたい。

 

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