主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

料理中年

【食卓には楽しみが待っている】

2018年5月15日買物に向かうときは、愛用のレトロなデザインのリュックとエコバッグを持参して出かける。カゴいっぱいにまとめ買いした品品を手際よくカバンに詰め込むも、長さのあるものは、なかなか収まりにくい。この5年半のあいだに、何度かこんな…

【残念なサラダの記憶】

2018年5月11日秋葉原から帰宅後、今日の1食目を──。今宵のブツ切り野菜の山盛りサラダは、レタスをベースに、セロリとネギを追加した。小学校のとき、家庭科の実習で作ったサラダ──ぼくが割り当てられた班があまりに粗末なサラダしかできなくて、とて…

【咀嚼欲を満たすサラダ】

2018年5月9日 8:30AM──昼夜逆転仕事人の使命を果たして、朝食を。下敷きになったキャベツの千切りがまったくみえない、山盛りサラダと白湯。食後にコーヒーを淹れたいところだが、安眠の妨げになるゆえ、パス。風呂に入って溢れ出したドーパミンの活動…

【母の献立にはなかった品品】

2018年5月8日 白菜のサラダ──。 #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業 #母 #老人保健施設 #特養 #入居中 #ケアマネ #ケアマネージャー #川瀬浩介 #元介護者 #男の料理 #料理男子 #料理中年 …

【不滅の主夫ロマンティック】

2018年4月29日目指す丁寧な暮らしには、やはり「満たされた食」が欠かせない。何の疑問を抱かせることなく、我が家には、楽しい食卓が常にあった。それを守り通してくれた母への感謝の想いは、ぼくが持ち得る語彙を総て使っても、とても言い表せない…

【フレッシュ】

2018年4月26日午前6時──あとひと踏ん張りのところで眠気に襲われる。──歌は体力を消耗する──昨日、久々にコーヒー豆を買ったら、煎りたてのロットに当たったらしい。見た目からして、全然違う。豆を覆う油分の光沢がとても美しい。挽いてみる──実に豊…

【抑えられない気持ち】

2018年3月23日季節の変わり目のせいに違いない。このところ気持ちのざわめきが収まらない。さらに現在、制作真っ只中のため、「丁寧に暮らす」というミッションからも遠のき始めている。制作中はそのことで頭がいっぱいで、他のすべてのことが手につ…

【幸運であること】

2018年3月9日あの日の夜、また闇に沈みそうになっていた。考えても仕方ないことは考えないように努めてきたけれど、選択を迫られたら、考えるほかない。しかしどんな選択をしようとも、どこかに後悔は残る。──だから肝心なのは、選択したあとの日々──…

【次があると信じて──またね】

2018年3月7日次に逢うまでは、これが最後──。いつだってぼくは、そう思い浮かべながら、「またね」と口にしている──次が必ずあると信じて。そんなぼくの心の揺れを母は察したのか、甘いもの満載の朝食を終えると、珍しくぐずり始めた。「施設に帰りた…

【最後の晩餐】

2018年3月6日2016年の秋、ミラノで本物を観た。英語のタイトルで”The Last Supper”──。イタリア語で”L’Ultima Cena“──。日本語で綴られた《最後の晩餐》という響きが、もっともこの作品の色気を表現し尽くしているように思えた記憶がある。何事も、そ…

【ありがとオムレツ】

2018年3月6日母へ。ありがと。#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保健施設 #入所中 #特養 #入所準備 #男の料理 #料理男子 #料理中年 #オムレツ #ありがと #川瀬浩介

【鼓動はいつからこんなに力強く脈動するのだろう?】

2018年3月6日早朝5時──目覚ましの音で目覚める。つまりそれは、昨夜も母は一度も目覚めることなく夜を過ごしたらしい、ということになる。一度も睡眠を邪魔されなかったのは助かるが、なんだか嫌な夢を見た。──ギターがなくなる──ギター合宿にでも向か…

【マーラーのアダージョとカジキマグロとシメジのアラビアータ】

2018年3月5日先月の一時帰宅からおよそ3週間。母の食は、また細り始めている。前回の経験を踏まえて、今夜はだいぶ少なめにしてみたけれど、途中…いや、だいぶ序盤で「もうお腹いっぱい」と、皿ごとぼくに差し出した。無理に食べさせるつもりはない。…

【介護者の片想い】

2018年3月5日こんなに満たされた食卓が、我が家には絶えずあった。母がそれを守るために努力していたかというと、そんな様子は微塵も見せることなく、ただ朗らかに、たくさん作って、たくさん食べさせてくれた。お陰で、食欲をコントロールできずに育…

【母、一時帰宅目前の朝に】

2018年3月5日午後から2泊3日で、母が一時帰宅する。それを終えると、介護老人保険施設での長期入所がまた始まる。その冒頭には、特別養老老人ホームへの入居面談も予定されていて、話が進めば、今回が、最後の一時帰宅になるかもしれない。そんなこと…

【なまけものちゃん】

2018年3月1日気忙しくなってきている──。こんなときでも満たされた食事を、と、作り置きをせっせとしてきたのに、生来のなまけ癖が始まると、もう手に負えない。あんなに食材を買い込んだのに、未だ調理をする気配がない。──昨日のシュウマイ失敗が尾…

【はじめてのシュウマイ】

2018年2月28日いつだったか、酒場の会話で聞き覚えたレシピを再現してみた。──豚コマを細切りにして、ザク切りの玉ねぎと混ぜる──味付けは、すりゴマを入れるなど、好みの感じにしたまでは良かったが、案の定、うまく包めない。仕方ないので、恐らく…

【ネギとシメジのパスタ】

2018年2月26日誰か、ごはんを作ってくれないかなぁ?料理をするのが面倒なこのごろ、食材の買出しさえ億劫になっている。冷蔵庫にあるのは、ネギと萎びかけたしめじ、それからバターだけ。ならば、これでシンプルにパスタを拵えよう。やる気がなくて…

【400日──バランス喪失】

2018年2月16日 昨年、母が入院したのは1月11日未明だった。あれから数えると、偶然にも今日は400日目。 今朝、母を再び施設に送り届けてからわかったことがあった。 ──バランス喪失── 完全に、何にかもがおかしくなってしまっていた。そのことをどこ…

【涙のカルボナーラ】

2018年2月16日正午前、2泊3日の一時帰宅を終えた母を無事に施設へ送り届けて帰宅すると、すっかり疲れがでて、ソファーで夜まで眠ってしまった。回した洗濯機も干した布団もそのままにして…。今宵のパスタは、もちろん孤独のパスタ。──たっぷり胡椒の…

【バジルパスタじゃなくて小松菜パスタ】

2018年2月15日 今宵の親子パスタは、バジルパスタ!──じゃなくて「小松菜パスタ!」。 いただきものの小豆島のオリーブオイルをたっぷり使って仕上げてみた。オリーブの自然な苦味と小松菜の青々しさが、とってもフレッシュ。 トッピングは、大葉・塩…

【母、再び発熱か?】

2018年2月15日 丑三つ時、虫の知らせか突然目が覚めた。 やはりどこか緊張しているのだろう。束の間の睡眠は、案の定浅い眠りとなった。 うたた寝している間は、とても口外できそうきないほど素敵な夢をみていた。まず起こり得ないことのはずなのに、…

【憶えていますか?】

2018年2月14日 いつも当たり前だった2人の食卓──。 5ヶ月ぶりだね(ニコ) #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保健施設 #入所中 #特養 #入所準備 #男の料理 #料理男子 #料…

【母を初めておんぶした日】

2018年1月25日 母の帰宅前訪問と併せて新規介護サービス二社との契約を終えた15時過ぎ、ようやく食事の時間になった。 生活スペースである二階に上がれるかどうか? わずか数日の帰宅とはいえ、その間に通院やデイサービスに出かけるため、毎日昇り降…

【とうに限界を超えているのはよくわかっているのだけれど、誰かに頼めることじゃないこともまた痛いほどよくわかっている】

2018年1月24 もしかしたら、今年に入って初めての作り置きだろうか? 今日は必死に主夫の日──母の面会に行くために、お借りしている駐車場の雪かきから始まって、明日に予定されている母の帰宅前訪問のため、家の前も再び除雪。終わるなり洗濯機を回…

【Nくんと空豆】

2018年1月8日 空豆を皮ごと食べると美味しいと教えてくれたのは、小学校のクラスメイト・Nくんだった。 お家で八百屋さんを営んでいて、遊びに行くとオヤツに色んな野菜を食べさせてくれたけれど、今でも憶えているのは、空豆のことだけ。 茹であげら…

【困った。実に困った。】

2018年1月3日 いや、これはむしろ、「感激」というのが相応しいのかもしれない。 昨夜、ひっそりと炊き上げた十六穀米入り玄米…これが、あまりに旨いのである。 凡庸で退屈な食事の席では他のことに気を取られがちだが、この茶碗の前では目線を、意識…

【熱狂は心のうちにだけあればいい】

2018年1月3日 発熱〜咳〜インフルエンザ〜咳──。 11月下旬からおよそ一ト月以上も風邪にまつわる症状に見舞われていたため、この2年ほどでせっかく習慣化したコーヒーの嗜みが滞ってしまった。 三が日の静けさを噛みしめるようにして、今日からまた、…

【真夜中の土鍋米、6合半】

2018年1月3日 未明の真夜中に、米を炊く──。 「玄米にもち麦」という組合せが最近の定番になっていたが、今夜はだいぶ久しぶりに十六穀米を混ぜた。この赤飯のような色味が着いた仕上がりは、実に懐かしい感じだ。 「業務用」と謳われた十六穀米は、か…

【(心地よい関西弁で聞く)来てくれて、ありがとう】

2018年1月2日 こじらせた風邪も癒えてきたので、今日はいつもの森を抜けて母に逢いにいった。 「今日も来てくれるかねぇ…と話されていたんですよ」 部屋に入るなり、スタッフの方がそう声をかけて下さった。家族や子供がいたりすればこうもいかないだ…