主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと

料理中年

【Nくんと空豆】

2018年1月8日 空豆を皮ごと食べると美味しいと教えてくれたのは、小学校のクラスメイト・Nくんだった。 お家で八百屋さんを営んでいて、遊びに行くとオヤツに色んな野菜を食べさせてくれたけれど、今でも憶えているのは、空豆のことだけ。 茹であげら…

【困った。実に困った。】

2018年1月3日 いや、これはむしろ、「感激」というのが相応しいのかもしれない。 昨夜、ひっそりと炊き上げた十六穀米入り玄米…これが、あまりに旨いのである。 凡庸で退屈な食事の席では他のことに気を取られがちだが、この茶碗の前では目線を、意識…

【熱狂は心のうちにだけあればいい】

2018年1月3日 発熱〜咳〜インフルエンザ〜咳──。 11月下旬からおよそ一ト月以上も風邪にまつわる症状に見舞われていたため、この2年ほどでせっかく習慣化したコーヒーの嗜みが滞ってしまった。 三が日の静けさを噛みしめるようにして、今日からまた、…

【真夜中の土鍋米、6合半】

2018年1月3日 未明の真夜中に、米を炊く──。 「玄米にもち麦」という組合せが最近の定番になっていたが、今夜はだいぶ久しぶりに十六穀米を混ぜた。この赤飯のような色味が着いた仕上がりは、実に懐かしい感じだ。 「業務用」と謳われた十六穀米は、か…

【(心地よい関西弁で聞く)来てくれて、ありがとう】

2018年1月2日 こじらせた風邪も癒えてきたので、今日はいつもの森を抜けて母に逢いにいった。 「今日も来てくれるかねぇ…と話されていたんですよ」 部屋に入るなり、スタッフの方がそう声をかけて下さった。家族や子供がいたりすればこうもいかないだ…

【初めてのひとりの元旦】

2018年1月1日 謹賀新年2018──。 #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保健施設 #入所中 #特養 #入所準備 #男の料理 #料理男子 #料理中年 #作り置き #鯖の味噌煮 #蒸し鶏 #鶏…

【年越し準備の主夫ロマンティック】

201712月29日 クラクラの身体に鞭打って、夕方から主夫ロマンティックに変身。どうにか年越し準備を終えた22時(嘆息) #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保健施設 #入…

【いま、この胸の奥にあるような気持ち】

2017年12月18日 インフルエンザによる発熱も、誕生日だった昨日も朝から平熱に戻り、その後、変動はない。まだ少し頭がふらつくけれど、日常に早く戻るためにも少しは身体を動かそうと、「また」、料理をしてみた。 下拵えから始めておよそ2時間──。…

【バースデイ・スペクタクル】

2017年12月17日 ヨーグルト雲海の波間に浮かぶ「おはぎ山」山頂には、永年苔の大葉が根を張り、その頂きからは、西の羊羹ビルの谷間に沈む生ハム西陽を望むことができる。 その陽光は雲海を触媒にして蜂蜜ビームを神々しく広げてゆく…。 母譲りの一…

【近すぎて見えなくなっていたこと】

2017年12月16日 インフルエンザ改善のための吸引薬を摂取してわずか3時間、もう薬が効いたのか、身体はだいぶ楽になってきた。 ならば元気なうちに、と、向こう2〜3日分の食事を作りおくことに──。 この冬は、大根とキャベツ鍋をよく食べている。母…

【夢中ということさえ知らずにいたあのころのように】

2017年11月28日 未だ微熱にうなされる午後、随分と久しぶりに抹茶入り玄米茶を淹れた。 この2年近くはコーヒー中心になっていたし、たまに味わう日本茶はいただき物の八女茶だった。それをぜんぶ飲み干して以来だから、いつが最後だったのか思い出せ…

【またも発熱】

2017年11月25日 朝、まもなく目覚めるであろうころ、浅い睡眠に切り替わってきたあたりから、眠りながら強く咳込み始めた。 ──また風邪、か?── 手洗いやマスクなど気をつけている方だと思うのだけれど…。 こんなときは、身体を暖めるに限る。 いや…

【数えきれない食卓の記憶】

2017年11月24日 まもなく日付も変わろうかという時刻…ようやく作り置きが終わった。いや、まだ大根が煮上がるのを待っているところだった…。 遂に、甜麺醤を手作りし始めてしまった。普段ほとんど使わない砂糖と赤味噌が余っていたのが理由だったが…

【安心の食卓】

2017年11月12日 Back to the Basic──。 母の不調が契機となり主夫ロマンティックと化して丸5年。ほとんどの家事をなかなかのハイレベルでこなしてきたゆえか、主夫的バーンアウトを味わっているこの頃、特に料理への探究心…いや意欲がなくなってきて…

【現存するレトロ──時間という荒波を超えて】

2017年11月11日 果たして、このオーブンはいつから家にいるのだろう? ビルトイン式はもちろん、電子レンジやオーブンレンジさえ存在しなかった遥か昔から我が家を見つめ続けてきたこのオレンジ色の電熱式オーブンを、今朝、壊してしまった。 母は、…

【おかゆで労わる心と身体】

2017年11月10日 咳と熱がようやく出始めた1日。 ──おかゆが美味しい── このところの暴食で胃腸に負担がかかっていたことは否めない。おそらくそれが原因。 心身ともに労わるには、おかゆが一番。倒れる前に炊いておいたもち麦入り玄米を鶏や昆布の…

【自分のためだけには贅沢過ぎた朝】

2017年11月8日 曇天の朝、午前8時──。 このところ気分が優れないのは、誰かを想って作られた食事から遠のいているからだ。 そう感じて、今日は朝から行動した。 平穏な暮らしと引き換えに、自由業であることの幸運はこうしたひと時にあるものだと、今…

【遅めの午後に】

2017年11月7日 13:30──午後、早々と西陽が射し込む台所で、遅めのお昼の支度を。 自家製大盛レッドカレー! (ついまた左利きシフトにしてしまう) #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン6 #kawaseromantic #介護者卒業間…

【鯖の味噌煮とレッドカレー】

2017年11月2日 俗に「ジャンク」と呼ばれる類いのものを半ば意図的に大量摂取していたここ最近の悪習からようやく抜け出し、今日も料理をひとりこなす。 出かける予定をキャンセルして励んだ甲斐あって、いつもどおり旨い鯖の味噌煮とレッドカレーが…

【嗚呼、玄米みずびたし】

2017年10月31日 鶏胸肉をローストする傍らで、玄米を炊いた。 愛用の胚芽米が手に入らず、たまには玄米にするかと手にしたまでは良かったが、火加減水加減が掴めず、炊き上がりを期待して蓋を開けると、見事に水浸しのままだった。 こんな経験は何度…

【自炊再開】

2017年10月31日 気忙しさから少しだけ遠のいた夕暮れ、作業の合間に自炊を再開。敬愛する鶏胸肉を魚焼きグリルでローストした。 塩と胡椒だけの味付けだというのに、なんて旨いのだろう? ブラックマスタードシードも足すともう、「トマラナイ」味に…

【珠洲の栗】

2017年10月2日 15:00──。 目覚ましをセットしなくてもいい、そんな久しぶりの朝のはずだったが、目覚めると、時刻はすっかり夕暮れに差しかかろうとしていた。 未だ疲れの抜けないままの身体で台所に上がると、珠洲の地元の方からいただいた栗がある…

【今にもぐっすり眠りたかった】

2017年9月24日 9:24──朝、二泊三日の一時帰宅を終える母にオムレツを作った。ぼく自身、日常的に食べなくなったからケチャップの買い置きはない。 添えたほうれん草に加えて野菜炒めも少しだけ差し出してみたけれど、またさらに咀嚼力が衰えたのか、…

【さもそれこそが正義かのように】

2017年9月23日 10:00──。 ながいながい1日が始まって既に4時間が過ぎた。 早朝からいろんな音楽の映像をみせるもすぐに飽きて 「次はこれ観たい」 「もうこれ飽きた」 という問答を繰り返す──。 ようやく今になって母の朝食を支度したが、ぼくはちょ…

【ぼくらは言葉に頼りすぎた】

2017年9月22日 23:30──母を寝かしつけたあと、台所を綺麗にして、ようやく一時帰宅1日目を終える。 20:00──夕食を終えてからもアバドの演奏に母が興じているうちに、傍でせっせと作り置きを始めた。 ──鶏胸肉の蒸し鶏・鶏肝と砂肝の生姜煮・鯖の味噌…

【ぼくには、知る術がない──46歳、旧式】

2017年9月12日 4:44──。 1時間ほどつけ置きした胚芽米と胚芽大麦を土鍋で炊き始める。 「無洗米」という便利なものがあるのに、わざわざ米を研いでいるだなんて…。 手を動かさずして収入が得られない身分としてはなかなかスリリングな行為であるが、…

【キャベツのカルボナーラ】

2017年9月5日 真夜中の静けさのなかに棲む調べを探しに、創造の森へ。 ──朝を迎えるまでのエンジン── キャベツのカルボナーラ。 #主夫ロマンティック #介護 #介護者 #在宅介護 #介護独身 #シーズン5 #kawaseromantic #介護者卒業間近 #母 #老人保健施…

【キャベツと蒸し鶏のカルボナーラ】

2017年8月31日 せっかく自宅で仕事ができる環境にあるのだから、どんなときでもきちんとしっかり食べたい。 ──キャベツと蒸し鶏のカルボナーラ── シンプルなカルボナーラもいいけれど、野菜も一緒に味わいたい。その欲求を満たしてくれるひと皿に仕上…

【さよならコンロ、ようこそコンロ】

2017年8月29日 26年使い続けてきたコンロがとうとう働かなくなったのは、先週の母の一時帰宅直前のことだった。 「IHを出すしかないかな?」 母が留守の間に試した新メニューなど色々と作ってあげたかったのだけれど、使い慣れたガスレンジじゃないと…

【味気ないひとりの夕食】

2017年8月25日 22:00、遅めの夕食──。 買物に寄って帰宅したのは確か14時前。 まもなく手配していた荷物が時間通りに到着。これで今日の家事は終了した。 15時、汗を拭うまもなく腹を満たそうと、買ってきた格安オニギリを頬張った途端、寝不足の二日…