主夫ロマンティック

独身中年男子の介護録──母が授けてくれたこと。そして、それからのこと。

主夫ロマンティック

【巡礼の旅〈薄れゆく感情〉】

2022年7月15日⁡土砂降りのなか、この旅の締めくくりの準備を──。⁡天候の影響もあるのだろう。東京に戻る道中から既に記念日反応が現れていて、酷い抑鬱状態に陥っている。そこから逃れたいのか、いまはもう、感情が消え失せつつある。⁡⁡──またここへ…

【巡礼の旅〈東京 新宿篇〉】

2022年7月13日⁡先だった友が遺してくれたもの──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京 #新宿 #巡礼の旅 #一周忌

【巡礼の旅〈富山 オーバードホール篇〉】

2022年7月9日⁡万感の想いで、再び口をつぐんだ日──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #富山 #オーバーホール #森山開…

【巡礼の旅〈東京篇〉】

2022年7月12日⁡この旅の締めくくりへ向けて、いったん東京に帰り着いた夜──。 ⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #東京…

【巡礼の旅〈京都 下鴨篇〉】

2022年7月11日⁡──助けてくれる人は何処かに必ずいる──⁡かつて家のあった下鴨の〈糺の森〉を歩きながら、今日いただいた言葉を振り返る。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者…

【巡礼の旅〈青森 八戸篇〉】

2022年7月1日⁡イタコに会った日──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #八戸 #イタコ #口寄せ #巡礼の旅

【巡礼の旅〈青森 仏ヶ浦篇〉】

2022年6月30日⁡仏ヶ浦にて──。かつての人類が自然を畏怖し、信仰の対象にしていた時代に思いを馳せる。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマン…

【巡礼の旅〈青森 大間篇〉】

2022年6月30日⁡津軽海峡を見つめながら──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #青森 #大間 #津軽海峡 #本州最北端

【巡礼の旅〈秩父 宝登山篇〉】

2022年7月3日⁡寳登山神社、奥宮にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #秩父 #寳登山神社 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈青森 恐山篇〉】

2022年6月30日⁡先だった2人に「元気でね」と、思わず口にした瞬間、その言葉の意味を初めて自覚して、その場で嗚咽した。以来、その言葉を思い出すたび、涙が溢れ出す──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromanti…

【巡礼の旅〈大阪 豊中篇〉】

2022年7月12日⁡母が通った大阪府立豊中高等学校──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #豊中高校 #巡礼の…

【巡礼の旅〈大阪 堀江篇〉】

2022年7月12日⁡戦時中、母が疎開先で通った大阪市立堀江小学校。創立100周年記念碑の前にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック…

【巡礼の旅〈大阪 蛍池篇〉】

2022年7月12日⁡母が通った小学校にて──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中 #蛍池 #蛍池小学校 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈京都 妙心寺篇〉】

2022年7月10日⁡本家の墓前にて、母の旅立ちを報告──。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #京都 #妙心寺 #巡礼の旅

【巡礼の旅〈京都 仁和寺篇〉】

2022年7月10日⁡結婚当初の父と母が見つめた仁和寺の御室桜──その65年後の図。⁡春、桜が咲き誇るころにまた来たい。⁡⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫…

【巡礼の旅〈大阪 東豊中篇〉】

2022年7月12日⁡若きころのわが母が見つめていたかもしれない大阪の街並み⁡#主夫ロマンティック #介護 #介護者 #介護独身 #シーズン10 #kawaseromantic #母 #看取り #川瀬浩介 #元介護者 #死別 #遺族 #寡夫 #寡夫ロマンティック #シーズン1 #大阪 #豊中…

【巡礼の旅〈京都 番外編〉】

2022年7月10日⁡母の初盆のため、本家の墓参りへ京都ひとり旅──。⁡主たる目的を終えた夕刻、Brian Eno展《Ambient Kyoto》への入場時間待ちの間に、音楽とコーヒーのお店へ向かい、一日中歩き倒して疲れ果てた身体に、涼と甘いものを注ぐ。⁡⁡──迷った…

【約束の日】

2022年6月25日⁡先立った2人を連れて、無事に初日を見届ける──ようやく役目を果たせたような気がした。⁡⁡#森山開次 #NINJA #新版 #初日 #新国立劇場 #中劇場

【約束の地へ、再び】

2022年6月22日⁡遂に劇場入りを果たした日──ここまで、ながいながい道のりだった。⁡《新版・NINJA》と銘打たれ、2019年の初演時は小劇場──そこから中劇場へと場所を移して行われるこの再演は、ほとんど〈新作〉と言っていいほど印象が異なっている…

【〈あとがき〉喪われ、育んだ10年──母と婚約者 ふたつの死】

2021年12月3日に母を、2022年1月10日に婚約者を相次いで喪くし、今日まで何もできない毎日が続いた。⁡寝て、起きて、食べて、寝る──たまに飲みに出ては暴飲暴食を繰り返し、自己嫌悪に陥って自制する──その繰り返しだった。⁡たとえ酒場に出か…

【母と彼女への葬送曲〈後編〉──母と婚約者 ふたつの死(34)】

2022年5月3日⁡遺骨は、パウダー状になってもその質量は失われず、手にした瞬間にずっしりと重みが感じられた。⁡となると、手放した途端、骨は一気に沈んでいくのではないか?──ぼくが勝手に期待していたイメージでは、水なもに粉となった遺骨がたゆた…

【母と彼女への葬送曲〈前編〉──母と婚約者 ふたつの死(33)】

2022年5月3日⁡葬儀を望まなかったのは母の意志だった。⁡⁡「田舎に墓があったら、誰もけえへんやろ」⁡⁡そう言って、母は33年も前に自ら都心部に墓を設けた。しかしそれから時代は過ぎた。ぼくや兄夫婦がこの先どこへ移り住むかわからない。求められれ…

【母を荼毘に付した日〈後編〉──母と婚約者 ふたつの死(32)】

2022年5月2日⁡棺の蓋を閉じる前、亡き婚約者が母の額にながくながく手を触れていた。母に何を伝えようとしてくれていたのか、ぼくにはわかる気がした(その一ト月後、急逝した彼女を見送るとき このときの返礼のつもりで、ぼくも彼女の額にながくなが…

【母を荼毘に付した日〈前編〉──母と婚約者 ふたつの死(31)】

2022年5月2日⁡母の火葬は、1週間後の12月10日に執り行うことになった。当時、東京もまだ感染拡大はしていなかったものの、婚約者を何度も往復させるわけにはいかないと思ったが、彼女の強い希望がぼくのこころを動かした。⁡⁡「お母様を見送らない…

【夕闇に亡き婚約者と母を見送る──母と婚約者 ふたつの死(30)】

2022年5月1日⁡「人生、やり残しなし」⁡在宅介護を続けていた間、月に一度行われるケアマネジャーとの面談で、母は毎回こう口にしていた。面談では毎月、目標を立てることになっていたのだが、母は問われる度にこう応えてはケアマネジャーを苦笑させる……

【初めて観た人の死に顔──母と婚約者 ふたつの死(29)】

2022年5月1日⁡母の亡骸に会いに行ったのは、息を引き取った翌日のことだった。当日は午前中から死亡診断が病院で行われることになっていた。遺体が戻ってくるのは午後になり、その後、お別れの支度を整えるため時間をいただきたいとの申し出が施設側か…

【母が死んだ夜のこと──母と婚約者 ふたつの死(28)】

2022年4月30日⁡2021年の師走に入った最初の日、まだ夜が明けぬままの未明の刻だった。東京には凄まじい風が吹き荒れていて、ぼくは床の中で眠れぬままの時間を過ごしていた。強い風が、安眠のため毎夜閉め切るシャッターを激しく叩く音が絶えず鳴…

【ぼくを滑り抜ける風──母と婚約者 ふたつの死(27)】

2022年4月28日⁡このところまた激しく泣き崩れてしまう日が増えている。今日もそんな1日だった。⁡調子が崩れかけた原因は、昨夜読んでいた本の序文だったと思われる。⁡⁡──悲しみは、故人と2人で癒すもの──⁡⁡そんな一文を目にした途端、床のなかで嗚咽…

【1400万人のなかのひとり──母と婚約者 ふたつの死(26)】

2022年4月25日⁡彼女の葬儀を終えて火葬場へ移動する際、担当して下さったドライバーの方が労いと同時に、驚きを伝えて下さった。⁡⁡「あんなに花で満たされた棺は初めてです」⁡⁡遺影と共に助手席に乗ったぼくにそう話しかけて下さったとき、しばらく続…

【彼女が荼毘に付された日──母と婚約者 ふたつの死(25)】

2022年4月25日⁡真の悲しみを知らずにいた蒼い時代には、上辺だけの言葉をいくつも吐いていた記憶がある。当事者になった今、痛切に思い知らされているのは、そんなことなど、到底できない、ということだ。⁡⁡──前を向く──⁡⁡この悲しみは、決して消えな…